2016年08月08日

(コラム)まわり道

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今まで気づかなかっただけなのか、最近東海道線に乗ると結構「青春きっぷおやじ」が乗っています。大抵は独り、列車乗り継ぎの自作のスケジュールを書いた紙を持っています。そして車内ではマイペース。独特の雰囲気があり一見して分かります。そうか、結構こうやって楽しんでいたのだと気づかされます。

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ところが。
最近の朝の列車は遅延すること多々。今回も列車点検のため遅延。「青春きっぷおやじ」達は自作の紙のスケジュール表の再確認を始めます。

自分自身「青春きっぷ旅行」をしているからよく分かりますが、普通列車を乗り継いで遠くへ行こうとすると、次の列車へ乗り遅れると計画が狂います。この頃のビジネスホテルは外国人客で混んでおり、当日予約は大変厳しく事前に宿を決めておく必要があります。計画変更は恐怖の宿無し!となります。

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本来「青春きっぷ」の良さはその自由さの筈です。ところがサラリーマン時代の血が騒ぎ、より効率よく、そして遠くへ、綿密な計画を立ててしまいます。すると結局以前と変わらない「スケジュールに縛られた旅」をする羽目になってしまいます。

となると目的地を決めない、無理のない余裕のある旅、そう、風まかせでちょっと行って来る旅が本来の自由旅なのかもしれません。

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さて今回は、富士川からの帰路を御殿場線経由としてみました。20年以上前にも乗ったことがあったのですが、今は別の風景に気づかされます。何気ない稲穂の田んぼやあぜ道。ふと広がる富士山の姿。歴史ある足柄峠。友人が少年時代に住んでいた町。いつも通る東名高速の高い橋脚。同じ風景と思っていたところにも別の気づきがあります。近くに、そしていつも場所でもこんな場所があったのだと。

まわり道をする心の余裕。時間や目的地ばかりを気にせず、何気ない風景や人々の生活を感じることが出来る心の余裕。沼津から2時間弱のまわり道で、いつもとは違う思いを感じていました。

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posted by 田舎おやじ at 21:52| Comment(0) | 日々雑感